過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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196: ◆D4iYS1MqzQ[saga]
2013/12/17(火) 04:44:49.95 ID:RgB0/Co3o

戻ってきた声が、静まりかけた部屋に響いた。
期待のまなざしが、こちらを覗きこんで来ていた。

まどか「えっと……わたしは……」

いきなりのことに、戸惑ってしまう。
そんなわたしに身を乗り出して、もう一人のわたしは畳みかけた。

魔まどか「もう時間も遅いしさ」
魔まどか「あ、パパには連絡しといた方が良いと思うけど、ね」

彼女がいたずらっぽく笑う。
わたしは目をそらして、さやかちゃんの方を見た。

魔まどか「さやかちゃんはどうする?」

さやかちゃんは床に座り込んで、面白くなさそうな顔をした。
ため息をついて、伸ばした指を、覗きこむ期待のまなざしに向ける。

さやか「まだ、あんたのこと信用してないって言ったでしょ」
さやか「説明が先じゃないの? あんたがいったい、何なのか……」

不満げな言葉は、尻すぼみになっていった。
もう一人のわたしは黙って聞いていた。さやかちゃんは自信をなくしたみたいだった。
やっぱり、彼女はどう見ても悪い人には見えない。強い魔法少女で、わたしたちの命の恩人だ。


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