過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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248: ◆D4iYS1MqzQ[saga]
2014/01/19(日) 00:28:02.88 ID:kqMykASno

マミ「これで勝てるのなら、訓練なんて必要ないでしょう」

停止した時間の中で、マミはまだ動いていた。
どうもマミのリボンは身体の一部と認識されるらしく、私にそれを巻きつけるだけで、
私に触れているのと同じ効果を得られるようだった。それを利用した戦法がこれ。

マミ「ティロ・フィナーレ」

いつものように叫ばず、静かに唱えて、魔女に止めの一撃を放つ。
その穏やかさとは裏腹に激しい音と衝撃が撒き散らされ、魔女の寸前で止まる。

マミ「いいわ、解除して」

荒い呼吸の音に混ぜるように、小さくマミはつぶやいた。
時間が動きだし、光の砲撃が魔女の中央を貫いて殺した。突き抜けた砲撃は直進し、
結界の壁に命中、ガラスのように砕け散って、結界全体に致命的な打撃を与えた。

結界が崩れていく。マミは微動だにせず、まだ同じ場所に立ち止まっていた。
その硬く反り立った背中に、私はすこし違和感を覚えて、それを口に出した。

ほむら「やっぱり、らしくないわ。こんな戦い方って」

マミ「私……そうかな。……どこかまずかったかしら?」

肩の力を抜いて、マミはこちらを振り向き、緊張した表情を崩して笑った。
そうじゃない、と私は思った。でもどう言えばいいのか分からなかった。

さやか「ありゃりゃ、またいつの間にか終わってるしー!!」

不意に抱えていたさやかが声を上げて、マミはビクッと肩を震わせた。忘れていたらしい。
「びっくりするでしょ!」と怒り始めるマミに、とりあえず笑うさやか。
ここ数日ですっかりお馴染みになった光景を見て、ようやく戦いの終わりを実感する。


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