過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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315: ◆D4iYS1MqzQ[saga]
2014/04/16(水) 08:15:01.65 ID:B7ZZ+Y0Io



空を振り仰ぐ。緊張が解けて、ため息が漏れる。
杏子はマミと話した公園を離れ、ぐっと伸びをする。
足が重い。石畳を踏んで、なるべく遠ざかる方向へと歩いていく。

と、そこで杏子は足を止めた。

オープンカフェが軒を連ねている通りを、こちらに向かって歩いてくる姿に、
見覚えがあった。向こうは知らないだろうが、こちらは知っている。

彼女は身体の前に両手で鞄を抱え、トボトボと歩いていた。
目は伏せられ、周囲には最低限の注意しか払っていない。

唇を舐め、杏子は止めた足を再び進めた。まっすぐに彼女に向かって行く。
彼女の遅い歩みの正面に踏み込んで、その顔を覗き込んだ。
進路を遮られた少女が顔を上げる。


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