過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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319: ◆D4iYS1MqzQ[saga]
2014/04/16(水) 08:17:03.42 ID:B7ZZ+Y0Io



杏子「――おつかれ」

使い魔の背後から剣を突き通し、荒い息を吐くさやかを、杏子がねぎらった。
ポンと肩に置かれた手を払う振りをするさやか。その顔に満更でもない笑みが浮かぶ。

さやか「まぁ、何と言うか、ありがとう」
さやか「杏子のおかげだよ。あたしは良いとこ取っただけで……」

杏子「んなことないよ。アンタ、速いし、ここぞという所で外さない」
杏子「単純に、まだ経験が足りないだけじゃないの?」

視線を外しながら、杏子は早口で言った。
さやかの顔から影が消える。杏子を見上げる顔はまっすぐな光に満ちていた。

風が吹いて、二人の間を吹き抜けていく。杏子の髪が前に流れ、表情を隠した。
狭い路地を抜け、甲高い音を立てて抜ける風。その通り抜ける直前。

杏子「――けど、ごめん」


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