過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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56: ◆D4iYS1MqzQ[saga]
2013/09/30(月) 00:21:07.36 ID:YABPfHeQo

ほむら「私なんて、クズよ。使い魔のエサにでもすればいい」
ほむら「でもあなたは、彼女を救いたい気持ちも、救える力も、両方持ってる」
ほむら「だから、彼女を救うのは、間違いなくあなたなのよ、まどか」

真剣な顔で、ほむらちゃんはわたしを見つめていた。
思わずうなずいていた。そうだ、わたしがマミさんを救う。

ほむら「あなたが行かなきゃ、マミは死ぬ」

魔まどか「……でも、わたしが行けば」

ほむら「そうはならないのよ。だから行きなさい」

魔まどか「わたし……わたしは」

それでもわたしは迷った。割れそうな頭を抱える。
そんなわたしに、ほむらちゃんが身を乗り出して、叫ぶ。

ほむら「――まどか! お願いだから!」

ほむらちゃんの正面からの叫び。全身に受けて。

わたしの中で、壁が崩れる音がした。
長い眠りから、覚めた気がした。
瞬きひとつで、世界が10倍もよく見える気がした。


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