過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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562: ◆D4iYS1MqzQ[sagesaga]
2014/11/24(月) 13:24:21.08 ID:QILcM5jzo

まどか、まどか、まどかが。
私の、まどかが。

振り子時計が私たちの上を横切る。静寂の中に、まどかのすすり泣きだけが響いていた。
私も泣きたかった。もう訳が分からなかった。

ほむら「まどか……らしくないよ……そんなこと言う子じゃないでしょ……」

魔まどか「こんなことも言うよ……これがわたしだもん、ちゃんと見てよ」
魔まどか「……愛してるとか、よく、言えるよ」
魔まどか「わたしを見てよ…………わたしを」

暗く沈んだ声が、心に重くのしかかった。
私は、本当にまどかを愛していたんだろうか。守っていたんだろうか。
私は、だれを守っていたんだろうか。

ほむら「一体、どうすればいいの」

アホのような質問だと思ったけれど、今はこれしか出てこなかった。

魔まどか「知らないよ……自分で考えてよ、それくらい」

まどかは取り合わない。顔をごしごしとこすり、宣言する。

魔まどか「わたしもう疲れた、もう寝る、おやすみ」

まどかが部屋を出て行く。
床に手をつきながら力なく視線を上げて見る、まどかの背中が闇に消えていく。

これで終わりか。もう終わりなのか。
私はそのまま、ぱったりと、糸の切れた人形のように、床にくずれおちた。


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