過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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69: ◆D4iYS1MqzQ[saga]
2013/10/06(日) 14:54:35.78 ID:9lNbYgjJo



ほむら「そう……巴マミは、死の運命を免れたのね」

いまだ落ちない夕日に目を細めて、ほむらちゃんは呟いた。
わたしはうなずいて、橋の鉄柵の上を、指でなぞる。

わたしたちは結界を脱出して、その帰り道を歩いていた。
光り輝く夕日がわたしたちの影を長く引く。何も言わない。
前を歩くほむらちゃんの表情も分からない。

マミさんを救ったのに。
この、空っぽの気持ちは、いったい何なの。
熱く燃え上がっていた心が、急に抜け落ちて、落ちて、落ちて、そのまま。

夕焼けはいよいよ赤みを増す。
右手に連なる工場の煙突群が、光を四方八方に乱反射する。
それはまるで、宝石のような煌めき。

ほむら「この場所……」

そのとき、ほむらちゃんが立ち止まった。
決意に満ちた表情で、振り向いて、わたしを見て、

ほむら「ちょっといいかしら」


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