過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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73: ◆D4iYS1MqzQ[saga]
2013/10/06(日) 14:58:34.92 ID:9lNbYgjJo



魔まどか「いただきまーす」

すき間から白い湯気の漏れるフタを剥がす。
パキッと渇いた音を立てて、割り箸を割る。
湯気を挟んで向かい合い、黙々と食事をとる。

居候の身で文句を言うつもりは全く無いんだけど、
かれこれ三日も、カップ麺の食事が続いていた。

でも今はそんなことより、ほむらちゃんの様子が気になっていた。
帰ってきてから、ずっと浮かない顔で、目も合わせてくれないの。
今だって、いつもなら明日の予定を話してくれるはずなのに。

湯気の先に見えるほむらちゃんのうつむいた顔。
カチカチと鳴る時計の音に急かされるような食事が、イヤだった。
マミさんを救うことが出来た、今日は素敵な日のはずなのに。

魔まどか「……わたし決めたよ」
魔まどか「魔法少女として、必ずみんなを救ってみせるって」

思い切って、わたしは沈黙を破った。
ビクッと、ほむらちゃんの肩が上がる。
その意味は分からなかったけど、わたしは続けた。

魔まどか「ほむらちゃんのおかげだよ。わたし、目が覚めたみたいなの」
魔まどか「あのままじゃ、わたし、何もできなかったと思う……」

そのとき、ほむらちゃんは壁にかかっている時計を見た。
釣られてわたしも見る。時刻は午後8時。

魔まどか「……?」


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