過去ログ - 苗木「ゲームをしようよ。闇のゲームをね……」
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[saga sage]
2013/09/24(火) 04:16:51.07 ID:m1khKCow0
少し今回は難産でした。核心に迫るかもしれないので。
そして地の文が多くて拙いですが、投下します。
258
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2013/09/24(火) 04:17:33.25 ID:m1khKCow0
ハイスピード推理アクション
それはスピードの中で進化した推理
以下略
259
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[saga]
2013/09/24(火) 04:20:15.20 ID:m1khKCow0
開かれた黒い扉を前に、霧切響子は躊躇いを隠せない。
重く閉ざされていた鉄の扉は、一度入ればそこから二度と出られないような気さえしてくる。
脅威という言葉で済ますには、あまりに圧倒的な寒気が、部屋から滲み出ていた。
それでも彼女は、体中が発する警告のサインを無視して一歩、また一歩と、扉の前まで歩いていき……
以下略
260
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2013/09/24(火) 04:21:08.10 ID:m1khKCow0
そこは、先程の「苗木誠の心の部屋」とはまるで異なる部屋だった。
いや、そこは部屋と呼んでよいのかも定かではない、現実からかけ離れた異質で異常で違和感しかない空間だった。
まず目を引くのは、独特の色だ。まるでモノクロ写真のようなセピア色であらゆる物が構成されている。
シロとクロがグチャグチャに混ざり合うように全てが創られ、彩りはどこにもなく、まるで無声映画の世界に紛れ込んだような錯覚すら覚える。
以下略
261
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2013/09/24(火) 04:21:49.95 ID:m1khKCow0
「やあ、待っていたよ……」
声の主は、霧切のすぐ目の前にいた。
姿も声も、彼女のよく知る苗木誠そのものだ。
以下略
262
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[saga]
2013/09/24(火) 04:22:49.34 ID:m1khKCow0
姿こそ苗木誠だが、身に纏う気配や雰囲気、声の出し方や身振り手振りまで、明らかにそれは別人だった。
目の前の異質な存在に、霧切は警戒心を緩めない。
霧切「率直に聞くけど、あなたの目的は何? 私をこんな所に呼び寄せて」
以下略
263
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[saga]
2013/09/24(火) 04:34:07.60 ID:m1khKCow0
会話の内容はまるでドッヂボールだ。
事あるごとに少年は自分を卑下してばかりで、会話は脱線を繰り返す。
以下略
264
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[saga]
2013/09/24(火) 04:34:52.27 ID:m1khKCow0
少年は霧切にできる限りの説明をする。
夜な夜な姿を目撃されている苗木誠、その正体は、今目の前にいるこの男である事。
彼が苗木の身体を借りて事件を未然に防いでいる事。
そして、事件を防ぐ際に"闇のゲーム"という危険なゲームを行っている事。
以下略
265
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2013/09/24(火) 04:36:08.18 ID:m1khKCow0
霧切「少なくとも私は、あなたのお陰で今まで誰も犠牲にならずに済んだ、そう信じてみる事にする」
霧切「他のみんなを代表してお礼を言っておくわ。……その、ありがとう」
恥ずかしげにそう霧切が言うと、礼を言われた彼もまた気恥かしそうに苦笑する。
以下略
266
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2013/09/24(火) 04:36:59.63 ID:m1khKCow0
霧切「……ところであなたの存在を、苗木君は知ってるのかしら?」
「とんでもない! ボクなんかが身体を借りているなんて知ったら、絶望的すぎて彼が寝込んでしまうかもしれないじゃないか!」
霧切(確かに、少なからずショックは受けるでしょうね……)
以下略
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