過去ログ - 苗木「ゲームをしようよ。闇のゲームをね……」
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411:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/12(土) 16:44:17.35 ID:zOsTF14d0

十神「霧切、お前まで何を言っているんだ?」

苗木「霧切さんの言う通りだよ。確かに、江ノ島さんは許されない事をしたかもしれない。だけど……」

苗木「だからって、死んだらそれで許されるわけじゃない。壊した世界や、殺された人たちが元通りになるわけでもない…!」

苗木「しかるべき場所で、しかるべき裁きを受けるべきなんだ!」

霧切「ええ。たとえ、司法機関や……国家すら機能していなかったとしても……犯した罪は、償わせる」

霧切「でもそれは、今ここで殺すことじゃないはずよ。それに……」

十神「それに?」

霧切「彼女の死は、再び世界中に"絶望"をバラまくことになるわ」

霧切「江ノ島盾子が、世界を破滅させてしまうほどの力を持つというのなら……それはもう、崇拝する人間からすれば神といっても過言じゃない」

十神「その神を殺せば、統率の取れなくなった信者は暴走……後追い自殺や自暴自棄になってさらに状況を悪化させる、か」

霧切「その通りよ。一番いいのは、彼女を改心させ、"絶望"に支配された人たちの洗脳を解くことだけど……」

十神「……それは難しいだろうな。だが……江ノ島を殺すだけでは問題は解決しない、か。確かに一理あるな」

苗木「十神クン…!」

十神「勘違いするな、愚民が。……俺の預かり知らぬ所で、全てに決着が付くのは気に入らん。それだけだ」

霧切「フフッ、あなたは変わらないわね」

十神「当然だ。俺は十神白夜。世界を統べる十神財閥の当主なのだからな」

十神「よし……ならば手分けして探すぞ。"真実"とやらをな!」

苗木「うん!」

霧切「急ぎましょう。時間がないわ」


三人は三方向へと別れ、ジャバウォック島の調査を開始する。
未だに燻り続ける、疑問の正体を掴むため。

そして……狛枝凪斗の凶行を阻止するため。

"ゲーム"はまだ、始まったばかりだ。



・・・とぅビー こンてぃニゅうド


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