過去ログ - 苗木「ゲームをしようよ。闇のゲームをね……」
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[saga]
2013/10/16(水) 14:27:27.83 ID:TZkvFn9w0
にもかかわらず、この仕打ちである。
あまりにも酷。あまりにも絶望的。
だがそれが、"超高校級の絶望"・江ノ島盾子という存在だった。
たとえ双子の姉であろうと、自分が絶望するためならば、容赦なく殺す。躊躇なく切り捨てる。
それも、頭では理解しているつもりだった。
だが、妹が彼女に抱いた感情は……絶望でなければ、希望でもない。失望だった。
戦刃むくろは、溺愛する妹から見捨てられたのだ。江ノ島が絶望するための踏み台にすらなれなかったのだ。
その事実だけが、彼女にとっては全てで、それゆえに彼女にはもう何も残ってはいなかった。
これから何のために生きてゆけばいいのか、何のために死ねばいいのか、もう何もわからない。
まるで海図をなくした帆船のごとく、迷いという暗黒の海に放り出されていた。
もはや、彼女に立ち上がる気力は残されていない。
今の彼女を表す言葉があるとすれば、生ける屍……呼吸こそしてはいるが、生きているとはいえない。
そんな彼女に、言葉が投げかけられる。他でもない狛枝凪斗から。
「戦刃さん……キミは、"どっち"だい?」
戦刃「……どっち?」
「もちろん、"希望"か"絶望"か、という意味だよ。今キミが感じているのは……どっちだい?」
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