過去ログ - 苗木「ゲームをしようよ。闇のゲームをね……」
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506:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/21(月) 15:32:09.74 ID:9fXAV0Gu0

モノクマ「賢いキミなら、すぐに気づいてくれると思ってたよ。ボクの用意した、"絶望"的な罠とも知らずにね…」

「ハ、ハッタリだよ。負け惜しみさ」

そうは言うものの、狛枝は内心それがハッタリではないことを知っている。

モノクマ「じゃあ試してみる? 今度は手加減しないよ?」

じりじり、とにじり寄るモノクマ達。

「(そうさ…ただの、ハッタリだ。そうに違いない……"音"を立てなければ……)」

おそるおそる、音を立てないように後ろ歩きで距離を取ろうとする狛枝。
だが、左に逃げても、右に逃げても、モノクマ達は視線を狛枝から外さない。

「……ッ!!」

狛枝は認めざるを得ない。
江ノ島盾子の、"超高校級の絶望"の実力を。
いったいどんな手を使ったのか、モノクマ達はそのどれもがまるで"知能"が搭載されているように動いているのだ。

モノクマ「……冥土の土産に教えておいてあげるよ」

壁際まで追い詰められ、囲まれた狛枝に、モノクマは言う。

モノクマ「ボクらを操作しているのは……江ノ島盾子本人であって、本人でない」

「……まさか、"人工知能"?」

ジャバウォック島で見た、未来機関のレポート。
そこに記載されていた"超高校級のプログラマー"・不二咲千尋のデータを狛枝は瞬時に思い出す。
彼が在学中に作っていたのは、"アルターエゴ"と呼ばれる人工知能だ。
江ノ島盾子はそのアルターエゴを強奪し、自身の分身ともいえる"江ノ島アルターエゴ"を既に完成させていたのだ。
並の人間では、プログラムを解析し、それを自分用に改造するという芸当は不可能だろう。
だが、江ノ島の"超高校級の分析力"は、それを可能にする。

モノクマ「へぇ…やっぱり死ぬ間際になると、頭の回転って早くなるんだね」

ケラケラケラ、とせせり嗤うモノクマ。


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