過去ログ - 苗木「ゲームをしようよ。闇のゲームをね……」
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514:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/21(月) 15:41:00.53 ID:9fXAV0Gu0


狛枝「ボクは……死んだのかな?」

気を失ったはずの狛枝は……白い世界にいた。
周囲に何もない、無だけが続く、真っ白なキャンバスのような世界に。

狛枝「いや……ここは…ボクの心の中、かな?」

問いかける狛枝。
けれど、その問いにはもう意味がない。答えるものもいない。

狛枝「ま、もうでもいいか……」

すべてを諦めたような落ち込みようで、ぶつぶつと彼は言う。

狛枝「……ボクは…………やっぱりボクなんかじゃ……なれなかったね……"超高校級の希望"には」

狛枝「あんなにカッコつけといて……みんなに合わせる顔がないや」

落ち込み、塞ぎ込む狛枝の心が、黒い感情で満たされていく。
ずっと抱いてきた劣等感。才能あるものへの、潜在的な嫉妬心。
その正体は…狛枝自身が誰よりも知っていた。

狛枝「…………これが、"絶望"……なのかな」

狛枝「そっか……ボクなんかには…………こっちの方がお似合いなんだね」

再び、狛枝凪斗は堕ちそうになる。
彼が最も忌み嫌うもの……"超高校級の絶望"に。

だが、あの時とは違う。
彼を止める者が、彼を救う者がそこにはいた。


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