過去ログ - 男「ダークエルフが倒れている・・・・・・」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
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[saga]
2013/12/25(水) 22:32:23.99 ID:4lkxNWAF0
ダークの柔らかな視線に当てられたからか、男は胸中くすぐったくなり
ダークの手を離さそうとしたが、逆に強く握りしめられる。
「どうしたの?」
「腕は......もう大丈夫か?」
そうダークがおずおずと口を開く。
無理もなかった。一週間前まで男は腕の激痛に苦しめられていたのだから。
激痛を抑えようとダークは治療を試みたが効果は上がらなかった。
ダークは激痛があの時に見た、獣のような腕からだとは知っている。
だが、それ以上のことは知らない。
知りたいが彼女もまた、男に明かさない秘密がある。
だが、男と同じ境遇だということが、ダークにとって
より運命的で、ロマンチシズムを刺激し
男への好意を上昇させているのは.......男が知らないところだった。
「元気になって......良かった」
「テオリアが看病してくれたからだよ。ありがとう」
「ふふ、ヴァン......」
彼女は自身の髪へ男の手を導く。
彼女が何を望んでいるか男は分かっているので
彼は彼女のリクエストに応える。
「テオリアの髪って本当に柔らかいね?」
「好きなだけ触っていいぞ。ヴァンなら......」
「じゃあ、しばらくこのままで」
言いいながら男はその銀髪へ口づけを交わす。
「ん......ヴァン///」
二人のことを、昼間の暖かな光がてらしていた。
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