過去ログ - 男「ダークエルフが倒れている・・・・・・」
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80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/10(日) 20:57:22.88 ID:UhWthilk0

自給自足が彼らの生き方だ。

「......蒼いな......今日は良い日だ」

エルフの民は総じて痩躯な身体つきをしている。
だが、このダークエルフは違った。

「......娘よ、お前はどこへ向かう?」

只ひたすらに武を求め鍛えあげたその筋肉は、エルフとはまた違った
一種の、異なる生物の如き異彩を放つ。

それが彼、エルフ<森の民>を束ねる男。ダークエルフだ。

「まぁ......いい。お前がどこへ向かおうと......好きにすれば良い」

風が彼を通り過ぎる。彼は蒼天を仰ぎ、一人呟く。

彼は視線を眼下へと導く。

そして彼は先祖から引き継いだ里を目にする。

いつもの風景。穏やかに舞う風。平穏に暮らす民。

平和な国。

〜この場所に私の欲しいものはない〜

皆が内を見る中、一人だけ外を見た者がいた。

外に心奪われた者がいた。

「私も......好きにやらせてもらおう......だから娘よ......テオリアよ......」

「掴みとってみろ」


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