過去ログ - 【モバマス】「橘ありすの電脳世界大戦」
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16:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/17(火) 18:44:30.68 ID:xpTdZLia0
 気がつくと、私はまた駅前広場に来ていました。

 相変わらず、櫻井桃華は、ほとんどいない観客に向かって歌を披露しています。

 私は呼吸を落ち着けます。

 そうしてから、いつも定位置にしていたベンチを越えて歩いていきます。

 元々が少ない観客です、私が最前線まで来たことに、櫻井桃華はすぐに気づきました。

 憎らしいほどに、きらきらとした笑顔が、私に向けられます。

 嫌いな相手のはずなのに、何でこんなことって、自分でも思います。

 だけど、少し考えてみて、分かりました。

 気に食わない相手だけど、櫻井桃華は、私から逃げませんでした。

 真っ向から喧嘩を売ってきたんです。

 だったら、私も逃げるわけにはいきません。

 ほら見たことか、アイドルなんて所詮こんなもんじゃないですか、って。

 そう、面と向かって言ってやらないとおかしいじゃないですか。

 どちらかが折れるまで、この喧嘩は終わりません。

 私は挑むような目をして、櫻井桃華を見つめました。


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