過去ログ - P「ある日突然、俺が美少女になってしまった話」
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20:[saga]
2013/09/21(土) 00:44:42.53 ID:X/SeOlyx0



『もしもし、俺です。いよいよIU前日ですね』

「お久しぶりです。電話して大丈夫なんですか?」

『前日は体を休めるようにってことで、今日一日はお休みです』

「そうでしたか。レッスンは過酷でしたか?」

『死ぬかと思いました。ですがそれに耐えられたのは、IU優勝へのモチベーションが高まったおかげでしょうか』

「え?」

『黒井社長が、「もしIUで優勝したら、セレブな私がキミの願いを一つだけ叶えてあげよう」って言ったんです。負けようとしてるのが見抜かれたんでしょうか』

「それじゃあ……」

『ええ。優勝できなければクビ、優勝できたら引退しようと思います』

「なるほど、そういうことでしたか」

『それでどうすべきか、音無さんに相談しようと思いまして』

「当然、優勝を目指してください」

『……即答ですか』

「アイドルたちの夢の舞台で手を抜くなんてことは許しませんよ、プロデューサーさん。それに心配しなくたって、765プロのみんながプロデューサーさんをこてんぱんにしちゃいますから!」

『……そうでしたね。しかし黒井社長には拾ってもらった恩があります。立つ鳥跡を濁さず……俺もどうせならIU優勝をして、自分の足で765プロに舞い戻ることを目指します』

「眠れる獅子を起こしてしまいましたか?」

『そんな大げさなものではありませんが、ここ数週間は勝つための研鑽を積んできたつもりです』

「ですが、こちらも負けてはいませんよ。プロデューサーさんが帰ってくると伝えたら、恐ろしいくらいの集中力でレッスンに臨んでいます」

『それは頼もしいですね。結果論ですが、この事件は、あの子たちのスキルアップになったんでしょうか』

「それでもやっぱり、プロデューサーさんが近くにいてくれるのが一番ですけどね」

『ありがとうございます。あの子たちに、勝つことも大事だけど、楽しむことが一番だぞと伝えてください』

「はい。……それでは」

『ええ。次はIUで』





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