過去ログ - 【咲-saki-】京太郎「告白するんだ……穏乃に!!」穏乃「?」
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33:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/19(木) 20:40:59.57 ID:7EhKv51i0


 しかし、変わらないな。

 本当に何も変わらない。

 例えば、穏乃の変わらぬおもちとか。

 例えば、吉野の土地の変わらぬ優しいとか。

 
ギバ子「き゛ょ゛う゛ち゛ゃ゛ん゛だ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛!!」

京太郎「よっ!」


 例えば、変わらぬギバ子のテンションとか。


ランク1「メインブースターがイカれただと! よりにもよって地上で……クッ、ダメだ、飛べん! 身体が地面に埋まっていく…………」


 例えば、変わらぬ……何?

 あんなの居たか?

 ロボっぽいの、海水に沈むみたいに地面へどんどん潜ってるんですけど……。


穏乃「ランク1さん、昔から変わらないよね〜」

京太郎「あんなにロボっぽいの……奈良県吉野に居たか?」

穏乃「居たよ? ほら、松実館で働いてるランク1さん! 毎日、来てくれる常連さんだよ! 京太郎も何度か会ってたって〜」

京太郎「あれ? そう、なのか? ……う〜ん、居たのか?」

穏乃「居たよ〜」


 穏乃がそう言うなら居たかもしれない。

 そう、奈良ならごく普通の光景なんだろう。

 だって奈良だし。

 大仏と鹿と並んでロボっぽいのが居てもおかしな事はない。

 だって奈良だし。


穏乃「そういえばさ、この後、どうしよっか?」

京太郎「この後?」

穏乃「荷物置いたあと!」


 この後か……。

 そんなのは決まっている。

 ずっと、決めていた。

 最後に穏乃と会ったあの日から……。

 もう一度、再会したら俺の気持ちを穏乃に伝えようって。


京太郎「その、あれだ! 一緒に……一緒に山へ行かないか?」

穏乃「やま? 山! うん! だったら、早く行こっ!」


 穏乃が俺の手を引いて走り出す。





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