21:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 21:08:19.77 ID:jBT67b7g0
大きなお盆に載せられた料理の数々
それに月見団子、酒
「本当に凄いな、全部手作りなのか?」
22:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 21:18:24.00 ID:jBT67b7g0
「ま、貴音は主に味見係だったけどね」
団子にそっと手を伸ばしていた白いうさぎがびくりとする
「私は自分にできることをしたまでです」
23:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 21:28:47.44 ID:jBT67b7g0
「ああ、ありがとう」
とくりとくりと透明な液体が注がれる
おちょこの中を覗くと、まんまるいお月さま
24:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 21:42:27.49 ID:jBT67b7g0
「あなた様……そのような事……恥ずかしいです」
そっぽを向かれてしまった
25:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 21:53:23.92 ID:jBT67b7g0
「ほら、プロデューサー……ん!」
そこには箸を持ち、待ち構える黒いうさぎ
「うん?」
26:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 22:22:31.44 ID:jBT67b7g0
「……」
勝手に体が動いていた
「どう? 美味しい……かな?」
27:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 22:35:42.71 ID:jBT67b7g0
「本当に美味しいよ、料理上手なんだな」
男は胃袋をつかめと言われているが
それを実体験すると思わなかった
28:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 22:47:31.02 ID:jBT67b7g0
「わかったよ」
髪の毛に沿うように
優しく手を動かす
29:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 22:49:57.06 ID:jBT67b7g0
「ふふっ、あなた様。どうぞもう一献」
「ああ、頂くよ」
片手で撫でつつ、もう片方の手で酌を受ける
30:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 22:59:55.60 ID:jBT67b7g0
「……ふぅ」
飲ませ上手なうさぎにたくさん飲まされてしまった
ぐーっと伸びをする
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