過去ログ - 魔法少女フラン☆マギカⅣ -SS速報VIP

過去ログ - 魔法少女フラン☆マギカⅣ

↓ 1- 覧 板 20

360:1に代わりまして、常識にとらわれないはっちゃけためんどくさかわいい神社生まれのSさんの保護者的な神様のKさんがお送り致します。[saga]
2013/12/31(火) 14:45:01.74 ID:fX4esDpD0

　大体、諏訪子が今みたいな顔をしているときは、ろくなことを考えていない。
数千年にわたる長い付き合いの中で、散々思い知らされたことだ。

「何考えているのさ」

「いやぁ。残念だったねえ、と思って」

「何が？」

「先に、別の天狗が取材していたのさ。私が答えたんだよ。ほら、あのキャピキャピした奴」

　そう言われて思い浮かぶのは、長い髪を二つに分けた射命丸の同僚の天狗の姿。名前は確か……、

「『姫海棠ほたて』とか言ったっけ？」

「『姫海棠はたて』だよ！　そっちこそ人のこと言えないじゃないか」

　ああ、そんなおいしそうな名前じゃなかったか。

　それはそうと、ホタテガイが食べたくなってきた。
もう長いこと食べてない気がする。射命丸の奴、買って来てくれないかなあ。

「ああ。その姫海棠の取材をお前が受けたってのか。何にもしてなかったくせに」

　私が非難がましく言うと、諏訪子は不貞腐れたような顔になってぼやいた。

「いいじゃないか。たまたまだよ。たまたま」

「ああ、そうかい」

　尤も、まともに取り合うつもりもないので適当に流しておく。

<<前のレス[*]｜次のレス[#]>>

761Res/767.42 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ