過去ログ - 魔法少女フラン☆マギカⅣ -SS速報VIP

過去ログ - 魔法少女フラン☆マギカⅣ

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49:ごめんなさい[saga]
2013/10/27(日) 01:55:07.70 ID:+dqb73EM0

50:ごめんなさい[saga]
2013/10/27(日) 01:57:57.45 ID:+dqb73EM0

　それよりも、いくつか心配なことがある。

　まず、ここが外の世界なら、間違いなく自分は幻想としての存在の強さが弱まってしまっているはずだ。

以下略

51:ごめんなさい[saga]
2013/10/27(日) 01:59:37.36 ID:+dqb73EM0

　そしてもう一つ懸念することがある。

以下略

52:ごめんなさい[saga]
2013/10/27(日) 02:00:46.06 ID:+dqb73EM0
　ただ、そうでなければ、下手をすると死ぬかもしれない。
今のパチュリーは人間の小娘同然なのだから、重度の発作でも起これば呼吸困難で、
あっと言う間に三途の川を渡る羽目になるに違いない。
これが幻想郷なら、そこは腐っても魔女なのだから、たかが喘息の発作程度では、苦しいだけで死にはしない。

以下略

53:１[saga]
2013/10/27(日) 02:03:30.98 ID:+dqb73EM0

　よろよろとパチュリーは歩き出す。

以下略

54:１[saga]
2013/10/27(日) 02:05:05.57 ID:+dqb73EM0

　周りは住宅密集地まで建物は所々家が建っているだけで、見晴らしが良い。
おかげで景色が広がって、『見滝原』がどういう場所なのか大体分かってきた。

以下略

55:１[saga]
2013/10/27(日) 02:07:59.62 ID:+dqb73EM0

　神社なんかあればいいと思う。
神社の境内というのは、必ずといっていいほど木々に覆われている。御神木というやつだ。
そう言った神聖な木々は一種の結界を形成している。
そういうところなら、幻想の存在たるパチュリーにとっても相性が良い。

以下略

56:１[saga]
2013/10/27(日) 02:09:10.84 ID:+dqb73EM0

　そう言えば、と思い出したのだ。月を見ていなかった。

以下略

57:１[saga]
2013/10/27(日) 02:10:20.25 ID:+dqb73EM0
　全身が凍りつく。目の前の光景が、悪夢であってほしいと、切実に願う。

　身近に月の満ち欠けを酷く気にする友人が二人もいるから、日がな一日中地下の図書館に籠っているパチュリーでも、大体の月の年齢は把握していた。

以下略

58:１[saga]
2013/10/27(日) 02:12:31.90 ID:+dqb73EM0

　まず不思議なのは、どうして２週間近くも眠っていたかということ。
昏睡状態に陥ったならそれもあり得なくはないが、あの時の事故で、そこまで大きな身体的な
ダメージを受けたようには思えない。
とすると、意図的に誰かが自分を眠らせたままにしたと考えた方が自然だ。

以下略

59:１[saga]
2013/10/27(日) 02:13:42.11 ID:+dqb73EM0

　あれ……？　ってことは……。

以下略

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