過去ログ - 魔法少女フラン☆マギカⅣ -SS速報VIP

過去ログ - 魔法少女フラン☆マギカⅣ

↓ 1- 覧 板 20

597:1[saga]
2014/04/10(木) 23:44:24.73 ID:Wp2E4kie0

第四章

以下略

598:1[saga]
2014/04/10(木) 23:56:59.33 ID:Wp2E4kie0

　目を開けると、見知らぬ天井が映った。

　古びて黒くなった木の板。木目の模様がこちらを見つめるいくつもの目玉のように錯覚した。

以下略

599:1[saga]
2014/04/10(木) 23:59:07.02 ID:Wp2E4kie0

「あや！　お目覚めになられましたね」

以下略

600:1[saga]
2014/04/11(金) 00:00:30.25 ID:9aW6hfjq0

　何だろう、このちぐはぐさは。和なら和で統一しろよ、と思ってしまうパチュリーの感性は、決しておかしなものではないはずだ。
この部屋の設計をした誰かは、いったい何を考えていたのか？　そのセンスの理解に苦しむ。

以下略

601:1[saga]
2014/04/11(金) 00:02:09.77 ID:9aW6hfjq0

　服は、ボトムスはいいとして、Tシャツは若干サイズが小さいのか、少々窮屈だった。
とはいえ、動きを阻害されるほどでもないし、まあいいかと思う。
それより、未だ食べ物を思い浮かべ、それどころか口の中に涎が出てきたこの不可解な現象の方が気になってしまう。

以下略

602:1[saga]
2014/04/11(金) 00:04:55.34 ID:9aW6hfjq0

　それぞれ片手で持てるサイズの、やや平べったいどんぶりのような形をした何かの容器。
白の地に、片方は緑、片方は赤い色が塗ってある。
それぞれには蓋（といっても鍋蓋ではなく、紙（？）の蓋）が付いていて、文は親指で容器の淵ごと蓋を押さえ、

以下略

603:1[saga]
2014/04/11(金) 00:06:35.88 ID:9aW6hfjq0

　必死で「どん兵衛」の器を倒さないように体の震えを押さえている天狗に、魔女は唇を尖らせつつ、不貞腐れたように返す。

以下略

604:1[saga]
2014/04/11(金) 00:08:18.90 ID:9aW6hfjq0

　これは「即席カップ麺」と呼ばれる食品で、油で揚げて水分を飛ばした麺に、粉末状のスープの素や、
フリーズドライにした具材が一緒の容器に入れて販売されており、購入者が食べる時にお湯を入れてしばらく待てば、
あら不思議、麺が出来上がっているという訳だ。

以下略

605:1[saga]
2014/04/11(金) 00:10:07.95 ID:9aW6hfjq0

「何をしているんですか？」

以下略

606:1[saga]
2014/04/11(金) 00:14:10.46 ID:9aW6hfjq0

　ただ、何とも気まずい空気になってしまった。
気を使われたのが余計に恥ずかしい。
文の、あの生温かい目が忘れられない。

以下略

761Res/767.42 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ