12: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/09/19(木) 23:05:01.96 ID:N0hbP1yw0
――事務所研究室
晶葉「うむ。量もばっちりだ、これならいけるだろう」
13: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/09/19(木) 23:06:45.49 ID:N0hbP1yw0
晶葉「おや、頼子。それは薄か」
頼子「ええ……懐かしいな、昔はお母さんと一緒に、取りに行ってたの……」
14: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/09/19(木) 23:07:59.53 ID:N0hbP1yw0
――屋上
晶葉「待たせたな、P」
15: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/09/19(木) 23:10:34.85 ID:N0hbP1yw0
P「二人とも、コップは持ったか?」
晶葉「……ああ。大丈夫だ」
16: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/09/19(木) 23:11:54.00 ID:N0hbP1yw0
晶葉「こうしてお月見をするのは……初めてだな」
P「ん?去年もやっただろう」
17: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/09/19(木) 23:13:45.37 ID:N0hbP1yw0
晶葉「……Pは知っているだろうが……私の家は、根っからの研究者の血筋でな」
晶葉「両親も工学者で……毎日、忙しい生活を送っている。今でもだ」
18: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/09/19(木) 23:15:55.87 ID:N0hbP1yw0
晶葉「確かに月は綺麗だが……どういうことだ?」
頼子「夏目漱石の、逸話です……。"I love you"の、意訳ですよ」
19: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/09/19(木) 23:18:27.94 ID:N0hbP1yw0
P「ん、どうした頼子」
頼子「……Pさん、私も子供……ですか?」
20: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/09/19(木) 23:19:52.76 ID:N0hbP1yw0
晶葉「なあ……先程、頼子はその、つ、月が綺麗だ……と言ったが」
頼子「……?」
21: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/09/19(木) 23:22:14.48 ID:N0hbP1yw0
晶葉「……こうして、三人で月を見られるのもいいものだな」
P「ああ、本当だな」
22: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/09/19(木) 23:24:35.18 ID:N0hbP1yw0
P「これ、晶葉の手作りだろ?」
晶葉「そうだが……どうして?」
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