過去ログ - 男「吸血鬼がいる毎日」吸血鬼「血より缶ビールのが美味い!」
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1: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 00:57:20.61 ID:lCRI3PIq0
吸血鬼「でーすーかーらー!先輩!私は吸血鬼なんですよー?」

男「知ってる、前に聞いた」

吸血鬼「でもでもでもー、なんだか信じてないみたいじゃないですかー」

男「信じてるよ、怪奇現象とか慣れてるから」

男(コンビニでのバイトの帰り、俺はバイトの後輩の家で飲んでいた)

男(と、言っても俺たちは未成年なのでノンアルコールの缶を開けて雰囲気を楽しんでいるだけだが)

吸血鬼「プハァー!缶ビールうめぇ!」グビグビグビ

男「……吸血鬼って言ったら普通は血だろ、飲むの」

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2: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 00:58:10.82 ID:lCRI3PIq0
関連作

男「座敷童がいる毎日」座敷童「……」
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以下略



3: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 01:05:48.72 ID:lCRI3PIq0
男(吸血鬼、血を啜り貪る不死の存在)

男(俺の目の前に居る彼女はそういった生き物らしい……が)

吸血鬼「血なんて吸ってる意地汚い奴なんて今時いませんよー」
以下略



4: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 01:10:08.43 ID:lCRI3PIq0
男「吸血鬼って言ったら高貴な存在ってイメージあるけど、お前からはそんな感じしないな」

吸血鬼「私はこれでもいい所の出ですよ?まぁちょっと色々あってこんなオンボロアパート暮らしですが」

男「今にも潰れそうなこのアパートか……何か幽霊でも出そうな雰囲気だけど」
以下略



5: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 01:16:21.85 ID:lCRI3PIq0
男(見た目もまんま外人さん、それにかなり美人)

男(そんな彼女が何故日本の、しかもこんな田舎のアパートに住んでいるのか)

男(俺は知らなかったりする)
以下略



6: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 01:22:08.59 ID:lCRI3PIq0
座敷童「……」ツンツン

男「何?俺今忙しいんだけど」ピコピコ

座敷童「……」
以下略



7: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 01:25:26.24 ID:lCRI3PIq0
男(どういうワケか、勝手に連絡された挙句、かなり話が進んでいたようで)

男(同居している座敷童の勧めでバイトをする羽目になってしまった)

男「……それにしても、アイツどうやって電話したんだよ」
以下略



8: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 01:30:33.31 ID:lCRI3PIq0
「お、君。ひょっとして電話くれた家の人?」

男「あ、はい」

「いやぁ、助かるよ。新しくオープンしたばかりだというのに、応募が全然無くてねぇ」
以下略



9: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 01:33:26.61 ID:lCRI3PIq0
「はい、コレエプロン。早速で悪いけど、今日から入ってもらえるかな?」

男「えぇ!?今日からですか!?」

「一人だと辛いものがあるんだよ。あ、マニュアル渡すから一応目を通しておいてね」
以下略



10: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 01:37:38.89 ID:lCRI3PIq0
「私は商品を出すから、君はレジに立っててくれるだけでいいんだ。んじゃよろしく!」ダダダ

男「あ、ちょ……俺レジ打ちなんてしたこと無いんすけどー……」

男(そんな無茶振りをされて、レジに立たされた)
以下略



11: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 01:42:36.25 ID:lCRI3PIq0
ウィーン

男「!」

吸血鬼「おお、ここが!あの女のハウスね!」
以下略



12: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 01:46:07.04 ID:lCRI3PIq0
男「あの、人手不足なのはわかりますけど、流石に二連続で面接なしなのはどうかと」

「いやいや、どうせこの先誰も来てくれないんだからサ。入れちゃおうよ」

吸血鬼「おお、あなたがここの店長ですか!よろしくお願いします!」
以下略



13: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 01:49:05.85 ID:lCRI3PIq0
男「そういや、ハイスピードで決まったな。俺たちの採用」

吸血鬼「そうでしたねー、店長さんに感謝です」

男「ウチの電話の件といい、お前の事と言い、なんか人が良すぎるんだよ店長」
以下略



14: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 01:52:08.57 ID:lCRI3PIq0
吸血鬼「なんでって……店長さんがそもそも人間じゃないんですから、気が付きますよ」

男「うぇえ!?店長人間じゃないの!?」

吸血鬼「明らかに小太りで顔色悪くて小柄じゃないですか……あの人は俗にいう小鬼ってやつですよ」
以下略



15: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 01:56:05.20 ID:lCRI3PIq0
男(俺の知らないところで普通に人間の生活に妖怪が紛れ込んでいる)

男(怖いというイメージは無く、どちらかというとワクワクしてくる)

吸血鬼「でも先輩って物好きですよねー、吸血鬼だってわかってる私の家にホイホイ上り込んじゃうんですから」
以下略



16: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 01:58:06.02 ID:lCRI3PIq0
吸血鬼「あと、先輩。さっき同居人とか言ってましたけど、彼女さんですか?」

男「どうしてそう思った?」

吸血鬼「その歳で同居とか言ったらそう考えちゃうじゃないですか」
以下略



17: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 02:02:01.06 ID:lCRI3PIq0
吸血鬼「今度は先輩の家で飲みましょう!それで色々と証明されるハズです!」

男「やけに突っかかるなぁ……別にいいけど」

吸血鬼「ムフフ、ベッドの下とかテレビの裏とか調べちゃいますよー!」
以下略



18: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 02:06:35.16 ID:lCRI3PIq0
男(あくる日、俺は家で家事をしている座敷童に代わって買い物に来ていた)

男(……特に用は無いけど、コンビニ寄ってくかな)

ウィーン
以下略



19: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 02:09:50.12 ID:lCRI3PIq0
男「店長にセクハラとかされてない?されてたら俺に相談しなよ」

吸血鬼「あはは、流石にそんなことはされませんよー」

「人聞きが悪いなぁもう」
以下略



20: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 02:13:48.55 ID:lCRI3PIq0
男(ちなみに、佐藤というのは彼女の名前だ)

男(見た目が外人さんで佐藤ってどうなのよって思うが)

吸血鬼「先輩、ちょっと待っててくれませんか?」
以下略



21: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/09/20(金) 02:16:10.35 ID:lCRI3PIq0
男(好かれているとは思うが、彼女と俺はそういう関係ではない)

男(もっと単純な、友達のような関係だ)

吸血鬼「お待たせしました!それじゃあ行きましょう!」
以下略



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