過去ログ - 勇者「隻眼の魔女」 -SS速報VIP

過去ログ - 勇者「隻眼の魔女」

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23: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:41:42.09 ID:g3im50Xao

魔女「使い道は限られてるけど強力ですからね」

鋼王「炎王さんも気前がいいですよね。僕のときもそうとう頑張ってましたよ」

以下略

24: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:42:10.47 ID:g3im50Xao

鋼王「いやもうそれはこちらの台詞ですよ。またなにかお作りになったら、是が非でも呼んで下さい。呼んで下さい」

勇者「はい、もちろんです」

以下略

25: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:42:37.24 ID:g3im50Xao

勇者「本当にそうですね、お友達になれればと思います」

魔女「鋼王さんのお部屋にでもお邪魔してきたらいいんじゃないですか」

以下略

26: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:43:03.86 ID:g3im50Xao

魔女「仕方ないですよ。行くまでがモヤモヤしてるのであって、行ってみればどうということはない、そんなものです」

勇者「そう、ですね。勇気を出して行ってみます」

以下略

27: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:43:40.12 ID:g3im50Xao

勇者「……魔女さんは、どうして魔王に仕えているのですか？」

魔女「だって、人間は迫害するでしょう？　それに向こうは、労働条件が劣悪どころじゃありませんから」

以下略

28: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:44:07.13 ID:g3im50Xao

魔女「その名前を維持するのにどれほどの力と金をそそいでいるのやら」

勇者「本当に神聖だったら、権力やお金など必要ないはずなのに」

以下略

29: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:44:34.62 ID:g3im50Xao

勇者「……私の父も同じことを言っていました」

魔女「勇者さんは非常に賢いです。あなたとあなたの国が置かれている状況をきちんと理解している。

以下略

30: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:45:03.58 ID:g3im50Xao

魔女「今はそれが逆に、魔界こそが世界のほぼ全土となり、土地も資源もそこにいた人間も魔王様のものとなりました、と」

勇者「王国は……王国は驕っていたのです！！　腐敗した議会、腐敗した教会、腐敗した社会……

以下略

31: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:45:41.14 ID:g3im50Xao

勇者「ですが、しかし、私には、自分がなにに堪えられないのかすら、判断できませんでした……」

魔女「だから判断はさておき、あなたは王国の腐敗を正す道をえらんだ」

以下略

32: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:46:25.62 ID:g3im50Xao

勇者「『規律』はなくとも、魔王の『掟』があるだけでした」

勇者「なぜ今までこんな簡単なことも分からなかったのかと、自分を責めました」

以下略

33: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:46:56.91 ID:g3im50Xao

勇者「権利はありません。義務もありません」

勇者「しかし」

以下略

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