過去ログ - 勇者「隻眼の魔女」 -SS速報VIP

過去ログ - 勇者「隻眼の魔女」

↓ 1- 覧 板 20

31: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:45:41.14 ID:g3im50Xao

勇者「ですが、しかし、私には、自分がなにに堪えられないのかすら、判断できませんでした……」

魔女「だから判断はさておき、あなたは王国の腐敗を正す道をえらんだ」

32: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:46:25.62 ID:g3im50Xao

勇者「『規律』はなくとも、魔王の『掟』があるだけでした」

勇者「なぜ今までこんな簡単なことも分からなかったのかと、自分を責めました」

33: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:46:56.91 ID:g3im50Xao

勇者「権利はありません。義務もありません」

勇者「しかし」

34: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:47:35.85 ID:g3im50Xao

魔女「これから、どうするおつもりですか？」

勇者「魔王と戦います」

35: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:48:09.63 ID:g3im50Xao

勇者「もちろん」

魔女「私たちを倒した後にあなたがどんな世界を創るのか、楽しみにしています」

36: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:48:52.21 ID:g3im50Xao

私の心の中には、神など存在していないのです。

37: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:49:18.70 ID:g3im50Xao

――――

魔王「勇者よ、そしてその仲間よ。よくぞここまで辿り着いた」

38: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:49:46.25 ID:g3im50Xao

魔王「貴様はなんのために闘う」

勇者「信念のためだ」

39: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:50:12.36 ID:g3im50Xao

勇者「やっと分かったんだ」

魔王「貴様が滑稽だということがか？」

40: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:50:43.64 ID:g3im50Xao

勇者「魔王よ……確かにお前の創った世界は理想的だったよ」

魔王「ふむ。ならばなぜ我輩と戦おうとする？　勇者だからか？」

41: ◆SI.G.Owte.[saga]
2013/09/20(金) 22:51:10.13 ID:g3im50Xao

勇者「そうだ」

魔王「貴様の思い描く勇者と、今ここに在る勇者、その存在は別物だと！」

58Res/25.80 KB

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。