32: ◆6SsAKCgCVSqQ
2013/09/24(火) 23:56:49.78 ID:w+s5sTv+0
熱くなっている…それを理解していないわけではなかった。だが、自分の感情をコントロールできるくらいには大人になっていると思っていたし、今更熱くなって前が見えなくなるなんて思ってもみなかった
ただ、自分の心が高翌揚しているのを、今更ながら知ることができた
(『最強』って、どんなものなんだろう?)
子供の頃、男の子達が誰が最強かを決める遊びをしていたのを思い出す。あの頃、私はそれはくだらないことだと思い、特に関わることもなくただ遠くからぼんやりと眺めていただけであった
しかし、自分が勝負の世界に立つようになって理解することができた
誰でも一番…何かの一番に憧れ、そして一番…最強を目指すのだと
どこかで満足することは簡単だった。自分はここまでと線を引いて、諦める。そういう人生を選ぶ選択肢も中にはあるだろう。しかし、私は、三尋木咏はどこまでも勝ちというものを…最強という存在を知ってしまった。彼女の景色がどんなものなのか、知りたいと思ってしまった。その欲求は抑えることなど到底叶わなかった。いつか勝ちたい…同じプロの舞台で戦いたいと…。
そして私がプロになった時、彼女は表舞台にはいなかった
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