過去ログ - 千早「満月の夜に」
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5:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 23:29:55.74 ID:tePYGzB80
貴音「千早の歌は、誇ってよいものだと思いますが……」

千早「まだなんです。まだ、あの子に届いていない気がして……」

貴音「あの子、というのは……千早の弟の事ですか?」

千早「はい。私が歌手になろうとしているのは、あの子の為……」

千早「あの子が好きだと言ってくれた歌を、もう一度届けなければ……」

千早「そうするには、月のように誰からも認められる存在にならなければならないんです」

千早「でも、月は近くて遠い……手が届く事はない」

千早「そんな月と自分を重ねると、自分が酷く小さい存在に思えてしまうんです」

千早「……なんて、馬鹿馬鹿しいですね。忘れてください」


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