過去ログ - まどか「安価で1レスSS選手権!!」part9
1- 20
620:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/10/31(木) 22:47:40.19 ID:/BckNpI70
〜学校 人のない夕暮れの教室〜
さやか「ねぇ、まどか知ってる?──この学校には悪魔が住んでるんだよ」

まどか「……さやかちゃん、なんなのそれ?」

さやか「あはは、よくある学校の七不思議みたいなものなんだけどね」

まどか「こ、怖い話しなら止めてよぉ……」


さやか「んー、別に怖い話しってわけじゃないかなー」

さやか「その悪魔はね、この学校が出来た時からずっとこの学校に通ってるんだって」

さやか「普通そんな奴がいたら気味悪がられる。いや学校から追い出される……?」

さやか「でも、不思議と誰もその悪魔が誰なのか分からない──憶えてないんだよ」

さやか「その悪魔は今も学校に紛れ込んで、私達と一緒にいるかもしれない」


さやか「とまぁ、それだけの話なんだけどね」

まどか「へー、あんまり怖くない……かな?」

まどか「あっ、でも誰も憶えてないのにそんな話しが広まるって変じゃない?」

さやか「そう思うよねぇ。でもさ、その悪魔が誰か分からない、憶えていないんだけど……」

さやか「その悪魔が寂しげに呟く"ある言葉"が毎年この学校のどこかで聞かれてるんだって」

さやか「特に意味も分からない様な言葉なんだけどね」

まどか「…………どんな言葉なの?」

さやか「あはは、気になる?」

まどか「もう、さやかちゃん!焦らさないでよ!」

さやか「──"まどか"」

まどか「えっ?」

さやか「この学校じゃあ"まどか"って言葉が毎年どこかで聞かれてるんだよ……」

まどか「……」

さやか「だから、その悪魔は"まどか"ってのをずっと、この学校で会えるのを待ってるんじゃないかって話もあるね」

さやか「もしくは、その悪魔の名前が"まどか"で……自分の名前を憶えていてほしくて呟いているかもしれないって」


さやか「──そんなわけで、あんたが転校してきて、この七不思議を知ってる奴はあんたに注目してると」

まどか「も、もう嘘なんでしょ!さやかちゃんわたしを驚かせようとしてるんでしょ!」

さやか「…………あはははは!分かっちゃった?でも気をつけなよぉ」

さやか「本当に悪魔がいたらさ。あんたの事──攫って行っちゃうかもよ?」

まどか「や、止めてよぉ!?」

〜下校中 夕暮れ〜
まどか「……ねぇ、さやかちゃん何で悪魔なのかな?」

さやか「えっ……あたしは悪魔じゃないよ?」

まどか「そうじゃなくて、さっきの七不思議の話。普通そういうのって悪魔じゃなくって幽霊だよね?」

さやか「んー?あたしも知らないけど……」

まどか「えっ、さっきのさやかちゃんがわたしを驚かすために作った話なんでしょ?」

さやか「あはは、どうだろうね……。まぁこの手の話に理由だ辻褄だを求めるのは野暮だしね」

さやか「でも、まどかがこの話に興味がある──もっと詳しく知りたいんなら知ってそうな奴がクラス内に一応いるよ」

まどか「えっ──それって誰かな?」

さやか「…………暁美ほむら」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/462.96 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice