過去ログ - 苗木「超高校級のナマケモノ」 -SS速報VIP

過去ログ - 苗木「超高校級のナマケモノ」

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44: ◆i1nFxWy4JY[saga]
2013/09/21(土) 18:35:01.21 ID:LTikKrbJ0
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苗木「ご馳走さま。美味しかったよ」

舞園「あれ、そういうことは素直に言うんですね。この短時間で何か心境の変化でもありましたか？」

苗木「いや、そうでもないよ。元々、感謝の気持ちは素直に伝えるようにしてるんだ。相手にとっても、それがいいだろうし」

舞園「本音は？」

苗木「もしかしたら、相手から僕に対する『おもてなし』の心が芽生えてくれるかもしれないから...って、はっ！」

舞園「はぁ...一瞬でも苗木君に期待した私が馬鹿でした...」

苗木「でも、美味しいと思ったのは本当だよ？」

苗木「ついでに、これから毎日こんなご飯を食べさせてもらえる僕は幸せ者だなーってね」

苗木「ありがと、舞園さん！」ニコッ

舞園「」ドキッ

苗木「それじゃあ、昼ご飯もこの部屋で待ってるから」

舞園「......ん？」

舞園「今のところ、何かおかしくありませんでしたか？」

苗木「おかしい...と言いますと？」

舞園「何だか...足りないんです。意味はついているのに、単語がない。一体これは...」ブツブツ

苗木「えーっと、舞園さん？もしもーし」

舞園「足りない...足りない...」ブツブツ

舞園「......あ」

苗木「げ」

舞園「おやすみなさい、おやすみなさいですよ！どうしてこんな単純なことに気が付かなかったのか...」

舞園「......」

苗木「ワー、マイゾノサンノオカオ、コワイヨー」

舞園「......」

苗木「......」

苗木「舞園さ」

舞園「おやすみなさい、苗木君！」

ドンッ

ボクサーよろしく僕の顎を打ち抜いた右ストレートを見て、思った。

苗木「(首に手刀を喰らわせてもさ、絶対に気絶させられないよね...)」

舞園「(ううっ、こんな苗木君に一瞬でもドキッとした自分が情けない...)」

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