過去ログ - さやか「バイオリン仮面・・・一体何者なの?」【前編】タキシードの物語
1- 20
526: ◆Q9mKomrfWbxO[saga]
2013/10/31(木) 22:18:50.16 ID:1AXtC1Ug0
恭介「さやか、やったよ。魔法少女あおい☆マギカのBGM作曲の依頼だ」

さやか「本当!?実はあたしも・・・そのアニメでエリってキャラの仕事とったんだよね」

恭介「本当かい?夫婦で仕事できるなんて・・・なんて幸せなんだ!」


さやか「少しずつ・・・恭介の仕事が認められてるんだね・・・あたし嬉しいよ・・・」

恭介「すまないさやか・・・僕が音楽の道を諦められないばかりに・・・君に声優の仕事をさせてしまって・・・」


さやか「声優はあたしが好きでなった仕事だよ!恭介は気にしないで!」

恭介「さやか・・・本当に感謝してる・・・君が支えてくれたから僕は・・・」

さやか「ねぇ恭介・・・今でも・・・左手治したいと思う?」


恭介「もう・・・そんな気はおきないよ」

恭介「氷室さんの言った通り医学は進歩した。バカ高い手術料も・・・父さんたちは出してくれるといっている」

恭介「でも・・・もういいんだ。僕たちの未来は・・・僕たち二人だけで作っていくんだって・・・
いつまでも氷室さんや・・・父さんたちに甘えるわけにはいかない、そう気付けたから」


恭介「変と思うかもしれないけど・・・嬉しいんだ・・・左手を失った代わりに得たもの全てが・・・」

恭介「この動かない左手が・・・引き合わせてくれた・・・バイオリンの仮面で取り繕ってた僕を・・・素直にさせてくれた」


恭介「この左手でも・・・さやかに触れて未来が変わったんだ。だから・・・治さないほうがいい」

恭介「感覚が無い左手だからこそ・・・唯一感じられるさやかの温度を大切にしたいと気付けたから」

恭介「さやかと僕の絆だよ。だから今は・・・高いお金を払ってまで治そうとは思わない」


さやか「恭介・・・」ぎゅっ

恭介「君さえ僕の味方なら・・・君さえ失わずにいれたら・・・
もうバイオリンの仮面なんて着ける必要ないんだ。ヒーローになんて・・・ならなくていい」


恭介「君一人だけは絶対まもり抜いて見せるから」


さやか「これからは・・あたし一人じゃないよ」

さやか「あたしね・・・子供が出来たの」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
533Res/491.19 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice