過去ログ - オリジナル小説【現代ファンタジー】
1- 20
10:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/21(土) 19:25:21.37 ID:FkLb1xlW0
 翌日昼間。マートは『町』の前で人を待っていた。
 魔術士同士でも、協力することがある。
 当然のこと、一人あたりの報酬は減るが、生存確率は大きく上昇する。
 マートも、何度か他の魔術士と共闘したことがある。
 しかし今回は、見知った顔ではなく、初めて会う相手だ。
 第一印象は最悪。
 なぜなら、その魔術士の男は、待ち合わせより、数時間遅れてやってきたからだ。
 マートは短気は損気を肝に命じているが、さすがにこれは長すぎる。
 早朝から待っていたのに、もう、朝と昼の境目だ。
 マートの苛立ちは頂点に達していた。
「いや〜、すんませんね。あ、自分スケアクロウって言います」
 マートはわざと聞こえるようにちっ! と大きく舌打ちした。
 この男、まったく反省していないではないか。
 いくら自分でも、こういう人付き合いの時のルールは守るぞ、と。
 心の中でいらつきが渦巻く。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
69Res/65.68 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice