過去ログ - オリジナル小説【現代ファンタジー】
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13:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/21(土) 19:28:09.28 ID:FkLb1xlW0
マートにとって目下気になるのは、スケアクロウの実力。
腰の鞘からのぞかせる刀は、それなりに立派なものに見えるが……。
死角回避の場所は用意できていないものの、獲物は見つかったのだ。やるしかない。
「ごぁぁぁぁ!!」
見つかった。というよりは見つけさせたのだ。
マートは颯爽と、キマイラの前に出る。
「かかってきなさい!」
合成獣に言葉を理解できる能力があるのかは不明だが、とりあえずは挑発してみる。
そうすると、気分が出るような気がするのだ。
言葉を理解したのかは不明だが、キマイラが突進してくる。
かなり素早い動きだが、直線的だ。
注意深く見れば、よけられないものではない。
スケアクロウのほうをちらと見ても、ある程度の回避能力はあるようだった。
ただ、厄介なのは、他の合成獣が近づいていること。
騒ぎを聞きつけ、猫サソリが駆けつけて来たのだ。
それら自体は、一撃のもとに斬り伏せられるのだが、いかんせん鬱陶しい。
ここでは、その鬱陶しさが致命傷になりかねない。
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