過去ログ - オリジナル小説【現代ファンタジー】
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24:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/21(土) 19:54:29.19 ID:FkLb1xlW0
ともあれ、マート三メロ二の割合で荷物持ちは落ち着いた。
次は、昼食だ。
マートはこのあたりのことはなにからなにまで調査済みだ。
メロが望むところへエスコートするのは彼女にとって造作もないことなのだ。
メロは、ラーメンが好きだ。
マートは仕事帰りが夕方になるときを使って、全てのラーメン屋で試食を済ませている。
その中から、もっともメロが気に入るであろうラーメン屋を見つけ出したのだ。
とりあえず店に入って席に座り、注文する。
メロが頼んだのは塩ラーメン。
意外なことに、ここでマートの選択は、塩ラーメンではない。ミソラーメンだ。
しかし、これはマートだけができる、荒技ともいえる、恐るべき作戦だったのだ。
原理はマートのみぞ知る。
ミソラーメンを食べるふりをしながら、様々な調味料を混ぜていく。
するとどうだろうか。
なぜか、ミソラーメンが塩ラーメンへと徐々に、徐々に、変貌を遂げるのだ。
この後、店の人から原理の説明を求められるのだが、マートは企業秘密といって、絶対に話さない。
ゆっくりと時間をかけてラーメンを食べ終え、姉妹は勘定してから外へ出た。
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