過去ログ - オリジナル小説【現代ファンタジー】
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25:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/21(土) 19:55:12.45 ID:FkLb1xlW0
昼食を終えた後は、荷物を置くため、一度家に戻る。
すでに安全なルートは調べ尽くしているため、危険はない。
万が一、そんなことが起ころうと、マートのメロを守り抜くという意志の前では、無力だ。
ともかく危険域をそれとなく避け、姉妹は家へと向かう。
実は、本人たちのも知らないことだが、魔術士とその親族には監視がついている。
しかも、相当な手練れだ。
マートに自身の存在を気づかせないことがその証明となっている。
魔術士の存在は、あくまで国家機密なのだ。
存在を隠し通せない本人と親族以外に秘密が渡ったなら、街はたちまちにパニックに陥ってしまうことだろう。
そうなる前に、監視員は魔術士を阻止または殺害するのだ。
もっとも、メロはもちろん、マートもあれで口の堅い方ではある。
いや、そもそもメロに危険が及ぶ選択など、マートにはあり得ないのだ。
だから、姉妹が監視員に干渉されることはないだろう。
歩くこと約三十分。
姉妹は自分たちの家へとたどり着いていた。
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