過去ログ - オリジナル小説【現代ファンタジー】
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27:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/21(土) 19:56:23.07 ID:FkLb1xlW0
ふと、家のチャイムが鳴り響く。
なにかの勧誘か、それともただのいたずらか。
マートはそれを確かめ、勧誘ならば追い返すために玄関へと向かった。
ドアの小さな丸窓から見えるのは一人の男の姿。
どうも、追い返すというわけにはいかなくなったようだ。
なぜならその男は、怪しげな勧誘をしに来たわけでも、いたずらをしに来たわけでもない。
国の人間なのだ。
マートは慌ててドアを開ける。
「どうも、アレックさん、ゆっくりしてってください」
「ああ、これはどうも」
社交辞令を一通り交わし、マートはアレックを家の中へと招き入れる。
「こんにちは、アレックさん」
「うん。こんにちは」
メロの挨拶の方が、マートより丁寧だ。
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