過去ログ - オリジナル小説【現代ファンタジー】
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38:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/21(土) 20:04:33.00 ID:FkLb1xlW0
救援にきた魔術士は、槍を持った女性。
可愛いというよりは、綺麗と言った方が似合うだろう。
その槍は、竜の尻尾に深々と突き刺さっている。
自身の体長以上の尻尾を軽々と受け止めている。
それが魔術によるものであることは、誰が考えてもわかることだろう。
「あなた、名前は?」
槍を竜の尻尾から引き抜き、マイペースに女性は問いかける。
「マート。マート・エラメクです」
マートもそれに対して律儀に答えた。
「マートさんね。私はウィッチ。よろしく」
「は、はい!」
なんとも単純な偽名だ。
しかし、世の中は複雑であればいいというものでもない。
単純だからこそ強い。
そんなことが往々にして起こり得る。
ウィッチも、その例の一つと言える。
原理は明らかではないが、真っ向から合成獣の攻撃を受け止めているのは確か。
さらにこの時マートには、なにか予感のようなものがあった。
目の前にいる女性は、またなにかをすると。
それが確認できたのは、すぐ次の瞬間だった。


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