過去ログ - オリジナル小説【現代ファンタジー】
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5:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/21(土) 19:21:46.93 ID:FkLb1xlW0
彼ら合成獣は、貪欲に、さらなる力を求めて吸収を続ける。
裏界隈のとある研究者によれば、彼らにはマザーたる存在がいて、それに捧げるために吸収するのではないかとされている。
もっとも、確証がなく、眉唾物の話だ。
今マートにとって重要なのは、そんな合成獣の謎よりも、今現在、目の前にある問題の解決だ。
左腰にある短剣を右手で静かに引き抜く。
「ええと、この量なら……まぁ、それなりかな」
魔術士が『町』に入る目的は、キメラの討伐だが、なにも正義感から行っているわけではない。
キメラに対抗しうる力は希少。
ゆえに、極秘裏に、国から大金が転がり込むのだ。
当然、合成獣の正体も魔術士の正体も明かすわけにはいかない。
魔術士の報酬の中には、口止め量も含まれている。
マート・エラメクという少女も、大金に惹かれ『町』に入ったものの一人だ。
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