過去ログ - オリジナル小説【現代ファンタジー】
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9:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/21(土) 19:24:42.44 ID:FkLb1xlW0
 風呂場。すでにお湯がたまっている。
 メロが入れておいてくれたのだろう。
 だが、湯船につかる前にシャワーで泥などを洗い流さねばならない。
 マートの背中には、無数の傷跡がある。
 これらは全て、合成獣との闘争によるものだ。
 当然、そんなことも有り得るのだ。
 今日の合成獣も、油断すれば命を取られかねない相手。
 さらに、油断しなくても命をとられかねない合成獣すらいるのだ。
 魔術士の体が傷ついていくのも必然と言えるだろう。
 それでも、マートには、姉妹の生活がかかっている。
 いまさら止まることも、生き方を変えることもできないのだ。
 だから明日も、マートは『町』へ向かうだろう。
 いつ終わるともしれない、合成獣との戦いへ。
 メロも、そんな様々な事情、背景を理解している。
 理解しているからこそ、大好きな姉を止めることはできないのだ。


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