過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part7
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13: ◆llXLnL0MGk[saga]
2013/09/24(火) 08:52:21.96 ID:hI8+kErr0
巴「ぐっ、うぅぅ……地よっ! 力を貸せぇ!!」

地面がせり上がって壁を作り、乃々の弾を防いだ。

乃々『水よ。水よ。水よ。水よ。水よ』

しかし、その壁も絶え間ない水弾で少しずつ削られていく。

そして壁は完全に崩れ去り、いくつもの水弾が巴に襲い掛かる。

巴「ぐあああっ……!」

サヤ「乃々ちゃん、その辺でいいわよぉ」

乃々『はい』

サヤの指示で、乃々が攻撃の手を止める。

巴「……返せ……乃々を……返せ……!!」

口元から血を垂らし、なおも巴は立ち上がる。

サヤ「んー、殺すつもりは無いけどぉ……」

言いながらサヤはエストックの柄をカチリと回し、その先を巴に向けた。

サヤ「邪魔されるのは……困るのよねぇ」

こつ、こつ……と、一歩一歩巴に近寄る。そして、

サヤ「べノムエストック、ビリビリモード」

エストックの先端が、巴の脇腹に突き刺さる。

同時に、そこから何かが体内に流れ込んでくる感覚が走った。

巴「うぐっ……! こ、これしきでウチがひるむと…………ッ!?」

一歩踏み出そうとした巴は、そのまま地面に倒れこんでしまった。

巴(か、体が動かん……!? 口も……!)

サヤ「よぉくキクでしょ、サヤの麻痺毒。少なくとも一時間はそのままよぉ」

巴(麻痺毒じゃと!? コイツ、さっきから搦め手ばっかりで……気に食わん……!)

サヤ「じゃ、お邪魔もいないことだし、早速始めましょうか、乃々ちゃん」

乃々『はい』

サヤの指示に従い、乃々は両手を大きく天に掲げた。

サヤ「まずはこの街から……沈めちゃって」

巴(や、やめろぉっ!!)

乃々『……波よ』


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