過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part7
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136: ◆6osdZ663So[sage saga]
2013/09/29(日) 02:03:44.37 ID:Ba5bNvc4o

とは言え、それほど距離が大きく離された訳ではないのだろう。

今からもまた急げば、『普通』であれば追いつける距離だ。


けれど美穂が続けて追いかける気になれなかったのは、

流石にこの事態が『普通』ではない、『異常』である事に気づいていたからだ。


美穂(斥力・・・・・・。)

なんとなく、そんな言葉が浮かんだ。

理科の授業で習った覚えがある言葉。

物体同士が互いに引き合う力である『引力』の反対。

物体同士が互いに斥け合う力。それが『斥力』。

例えば磁石のN極にN極を近づけるように、あるいはS極にS極を近づけるように、

追いかけても追いかけても引き離される。


美穂(何かが私から2人を遠ざけようとしているような・・・・・・そんな感じが・・・・・・。)

美穂(でも・・・・・・どうして?)

「大丈夫?」

美穂「あ、す、すみませんっ!」

そう言えば、と。トラックに轢かれそうなところを助けられていたことを思い出す。

美穂を助けた、その人物は、

茶色の長い髪を、後ろで結った。所謂ポニーテールが目立つ女の人だった。


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