過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part7
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17: ◆llXLnL0MGk[saga]
2013/09/24(火) 08:58:42.96 ID:hI8+kErr0
サヤ「……えっ?」

エストックが引き抜けない。

よく見ると、肩に刺さったエストックをイヴが掴んで固定している。

イヴ「ちょーっとだけ、油断しちゃいました〜。信じられない加速でしたね〜。何がそうさせたのかは、
  私には分かりませんけど」

サヤ「……ッ!!」

まずい。

早くエストックを引き抜かないと、何をされるか分からない。

サヤ(抜けろ……抜けてっ……!)

イヴ「大事な弟子を傷つけられて、私、今日は珍しく怒ってるんですよ〜」

口調はともかく、イヴの目は一切笑っていなかった。

イヴ「だから、お仕置きですよ〜……」

サヤ「や、やめっ……」

イヴ「付与。雷の加護よ」

イヴの手から雷が迸り、それはエストックを伝ってサヤの体中を駆け巡った。

サヤ「あっ……あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!?!?」

突然激しい電流に襲われ、サヤは思わず体をのけぞらせる。

熱さと痛さが交互に延々と襲ってくる、そんな感覚だった。

雷がサヤの体を蹂躙した時間はせいぜい五秒程度だったが、サヤには一時間以上の様に感じられた。


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