過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part7
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43: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/09/25(水) 17:27:19.04 ID:Ui4Yzw5Ko
 ――かといって、あながちのんきなだけの発言とも言えないというのはその場の誰もが感じていた。
 蛇龍は数を減らし、湧き出る速度も遅くなっている。もはや全滅しつつあるのではないかと思わせるほどに余裕がでてきている。


李衣菜「……楽になってきたのはいいけど、なんか変じゃない?」


 だがそれに対して疑問の声が上がる。
 空気はまだ澱み、嫌な気配は消えていない。この場から遠ざかっているようではあるが、倒せたわけではない。

 ――死の臭いは消えていない。


レナ「そうね。なんだか……ここじゃないところに意識が向いているような……」

きらり「にょ……? なんかむずむずすぅ……」

里美「……くとさん? あっちのほうでなにか……」


 ふ、と。きらりが遠くの方へと違和感を覚え視線をやった。
 里美も肩に乗るくとさんの動きが妙なことに気が付き動きを止める。


奈緒「おい、あぶな………は? どういうことだ、これ」


 そんな無防備な2人を庇おうと近くに降りた奈緒は唖然とした。
 次々に襲い掛かり続けていたはずの蛇龍が一斉に止まったかと思うと地面へと溶け、消えていくのだ。

 恨みがましく、嫉妬をこめての視線だけを残していく蛇龍たち。地面からの奇襲を考え構えるも、いっこうにその気配はない。
 一旦の平穏を得て、ナチュルスター防衛戦は勝利で幕を閉じた。


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