過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part7
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44: ◆IRWVB8Juyg[saga]
2013/09/25(水) 17:27:48.84 ID:Ui4Yzw5Ko
琴歌「えっと……終わったのでしょうか?」

夏樹「なんか消化不良な感じだな……周りからは完全にいなくなってるみたいだ」

奈緒「ってことは……あいつらの本体を誰かが倒してくれたってことか? あー、よかった……」


 夏樹がユニットで周囲の確認をするが、一切反応はない。
 あれだけの力を持つ分身をいくつも生み出せるということは、本体もそう離れた場所にいたわけではないだろう、と彼女は推理する。
 狡猾な蛇は弱点になる本体をこの場へ晒すことはとうとうなかったが、おそらく街の中へいたのだろうと考えた。

 ――ひょっとしたら、この戦線の打破を諦めそそくさと逃げ出しただけかもしれない。

 その場合はまたいつかどこかでカチあう可能性もあるが、それはそれだ。
 どうあれ、彼女たちは勝利を確信した。


李衣菜「うーん……どうも納得いかないけど、そうなのかな。逃げてたりとかしたらイヤだね」

レナ「それなら、次はできればもう少し余裕がある時にしてくれると助かるわね。ろくな歓迎もできないわ」

美優「一応、そのあたりについては注意を呼び掛けておいた方がいいかもしれませんね……」

夏樹「あっ、それは助かる。アタシ達だとたぶんいろいろとアレだからできれば頼んでいいかな?」


 倒せていない可能性については、付近のGDFやアイドルヒーロー同盟のメンバーに呼びかければ注意してもらえるはずだ。
 何度も湧き出す分身体は厄介だ。きちんと連携して本体を叩き、倒さないといけないといけないということを周知しておけばヒーローたちも戦いやすくなるはずだと美優はいう。

 なるほどと納得し、その件を任せることにした夏樹は少し外れたところで立ち尽くすきらりと里美、そのそばに座り込んだ店長のほうが気になりそちらへ視界を移した。


店長「ふぅ……よかった。まだ何か現れるかもしれないし気は抜けないが……どうしたんだ?」

きらり「んー……あのね……なんだかとってもモヤモヤーってすぅの……ドキドキじゃなくて、ぞわぞわーって……」

里美「よくないものが……生まれそうかもしれないです〜」

店長「よくないもの?」


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