過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part7
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604: ◆tsGpSwX8mo[sage]
2013/10/19(土) 22:23:52.70 ID:A94+1drMo
屋体を出て、再びあるきだす文香。

手には先ほどおじさんからもらった地図がある。道に迷って困っている事を伝えたら譲ってくれたのだ。

地図を見ながら、目的地を目指す。

文香の目的地、それは古本屋だった。

学園祭自体にはあまり興味がないが、本には興味があるので、いってみることにしたのだ。

「たぶん、この辺りに……」

見てみると、文香の立つ数メートルきに、『古本屋』とだけ書かれたテントを発見した。

そこに向かって特効する文香。

テントの下に入る文香。

そこにはテーブルが置いてあって、本が積んであった。

だが、文香は今、目の前に積んである本よりももっと違うものに目を奪われていた。

「お、叔父さん……!」

そう、そこには鷺沢文香の叔父、鷺沢覚が座って本を読んでいた。

「……ん?」

文香の声に反応して、覚は本から目を放し顔をあげる。

「おぉ、文香じゃないか。久しぶりだな」

覚は事も無げに言う。

「久しぶりって……。ずっとお店を留守にして、ずっとどこにいってたんですか?」

怒ったように言う文香をなだめるように覚は言った。

「それは、ごめん。ちょっとほしい本があってね。ずっと探し回ってたんだよ」

それを聞いて文香は呆れたようにため息をついた。

「ほんとにもう……。いつも本以外のことにはまったく無頓着なんだから……。お店もずっと留守にして」

いつになく喋る文香。これを近所の子供たちがみたら絶句するに違いない。


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