過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part7
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◆llXLnL0MGk
[saga]
2013/11/07(木) 00:21:54.38 ID:qgy0DZYQ0
マキノも、科学班工学チーム責任者である父も、家に帰らない日のほうが遥かに多い。
家では、母が一人で過ごしていることがほとんどなのだ。
サヤ「誕生日くらい、家に帰ればいいのに」
マキノ「そうはいかないわ。私の勝手な都合で海皇宮を離れて、その間に大事があったら……」
サヤ「……親衛隊は、マキノ一人じゃないのよぉ?」
マキノ「それは分かっているわ。サヤ達を信用していないわけでもない。ただ……」
マキノは俯いて言葉を切る。
サヤ「……?」
マキノ「…………何でもないわ。祝ってくれてありがとう、サヤ」
サヤへ向けて優しく微笑む。
任務上、作り笑顔は慣れたものだが、これは心から出た笑顔だった。
サヤ「……んふっ、どういたしましてぇ。ほら、料理が来たみたいよぉ」
見ると、いくつかの小皿を乗せたトレイを持って、みくがこちらへ歩いてきていた。
みく「はーい、バースデーAセット、まずは前菜おまちどうにゃあ♪」
終わり
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