過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part7
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994: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/11/19(火) 02:01:50.98 ID:6e91Hul7o

「ええ、我ながら自信作ばかりですわ。先ほどの会話から察するに、それなりの知識はあるようですけどどうでしょうか?私の品は」

 雪乃は二人に商品であるマジックアイテムについての評価を求めた。

「うーんと……それなりに質のいい魔力をゆいは感じるんだけどねー。こういうのはよくわかんないや。イルミナPちゃんはどう思う?」

 唯は近くの金属でできた小物を手に取っていろんな角度から見ているがあまり興味はなさそうである。

「私はそれなりの数のマジックアイテムを見てきましたけど、かつての高名な魔法使いが作った物と遜色ないくらいいいものですよ。これ」

 対してイルミナPは少し目を輝かせながら、素直にマジックアイテムの出来を褒める。
 彼自身魔術分野の技術屋であるので、人の手で作られた物、その技術には興味があるのだ。

「これは錬金術ですか?」

「そうですわ。よくご存じですわね」

「いえ、私は軽く本で読んだことがあるくらいです。魔法を学んだ後に工学を取り入れたので錬金術との親和性があまりなかったので不勉強でした」

「なるほど。たしかに錬金術は魔法などの神秘を用いて物を作る術ですが、工学は神秘とは程遠い現実的な物作り。あんまり親和性はなさそうですわね」

 雪乃はそう言いながらも少し疑問を抱えた表情になる。

「しかし私としてはあなたの魔法に工学を取り入れる……というのは聞いたことがありませんわ。それこそ親和性があまりない気がしますが……」

「まぁ趣味でやってるようなものですから。ですがやはりこういった自身にない他の技術に触れることはいい刺激になりますよ」

「刺激……ですか。そうなると私もあなたの魔法……工学とでもいえばいいでしょうか?気になりますわ」



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