115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/09(水) 06:16:00.28 ID:jbiLGMVJo
もう少し書いてくれたら嬉しいな(チラチラ
116:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:23:50.43 ID:Ray5k+uL0
600mほど離れたビルの屋上でステイルは双眼鏡から目を離した。
「軍服? 昨日は学生服だったが……。少年兵までいるのか? この街は」
疑問に思ったことをそのまま口に出す。
117:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:24:18.11 ID:Ray5k+uL0
女の歳は十八だが、十四歳のステイルより頭一つ分程低い。
もっとも、ステイルは2mを超える長身。
それを考えると女の身長は日本人の平均からすれば高いだろう。
腰まで届く黒髪をポニーテールにまとめ、腰には長さ2m以上もある日本刀が鞘に納まっている。
118:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:25:04.48 ID:Ray5k+uL0
「それで? アレはいったい何なんだい?」
「それですが、あの『殺人鬼』と名乗った少年の情報は特に集まっていません」
119:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:25:33.69 ID:Ray5k+uL0
神裂火織は目を細め、
「むしろ問題なのは、自らを『殺人鬼』などと名乗った少年が『ただの喧嘩っ早いダメ学生』の中に入っていることでしょう」
学園都市は超能力者量産機関という裏の顔を持っている。
120:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:26:13.94 ID:Ray5k+uL0
神裂は目を閉じ、
「敵戦力は未知数。増援は無し。難しい展開ですね」
上条の『幻想殺し』は異能の力ありきの能力である。
121:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:27:19.75 ID:Ray5k+uL0
ステイルがまるでトレーディングカードのような刻印を手品師のように取り出した。
「あの『短刀』霊装か何かか? なぜ、どうやって消されたのかは分からないが、今度は建物のみならず半径2kmに渡って結界を刻む」
「……使用枚数は十六万四千枚。六十時間程で準備を終えるよ」
122:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:28:16.30 ID:Ray5k+uL0
「楽しそうだよね」
不意にステイルは600m先を見て呟いた。
「僕たちは一体いつまでアレを引き裂き続けなければいけないんだろう」
123:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:28:47.96 ID:Ray5k+uL0
「複雑な気持ちですか? かつてあの場所に居たあなたとしては」
神裂は機械的に尋ねる。
「……、いつものことさ」
124:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:29:41.76 ID:Ray5k+uL0
〜第五話〜
おっふろ♪ おっふろ♪ と上条の横でパジャマから安全ピンだらけの修道服に着替えたインデックスはとても楽しそうに洗面器を両手に抱えながら歌っていた。
それにしても、
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