134:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:38:15.73 ID:Ray5k+uL0
なるほど、話が通じそうだ。
そう上条は判断する。
ステイルは問答無用といったようだったが神裂は魔法名を名乗りたく無いと言っている。
それは、最初から殺す気できた訳ではないということだ。
インデックスを斬ったのもおそらく修道服のことを知っていたのだろう、と上条は仮定する。
135:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:39:04.87 ID:Ray5k+uL0
「嫌だね」
上条は挑発するように薄く笑いながら即答する。
「仕方がありません、ならば名乗ってから彼女を保護します」
136:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:39:33.08 ID:Ray5k+uL0
「嫌だね」
上条は挑発するように薄く笑いながら即答する。
「仕方がありません、ならば名乗ってから彼女を保護します」
137:土蜘蛛@ >>136飛ばしてください[sage saga]
2013/10/09(水) 18:41:22.04 ID:Ray5k+uL0
その言葉に神裂の手が、令刀が霞む。
「七閃」
静かの声とは裏腹に凄まじい勢いで七つの斬撃が上条へと迫る。
138:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:42:33.39 ID:Ray5k+uL0
上条は袋から刀を抜き放った。
一片の曇りもない刀身が月と街灯の光を受けて光る。
そして、それに呼応するように上条の瞳が蒼紅く輝く。
「言ってんだろ、断る」
139:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:43:29.26 ID:Ray5k+uL0
「てか、そろそろその令刀抜かねぇと死ぬぞ?」
「致し方ありませんね」
神裂は顔をしかめながら令刀の柄に手をおいた。
140:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:45:13.67 ID:Ray5k+uL0
どんっ
二人の姿が揺らぎ、一瞬のち金属音とともに次の衝撃が空気を揺らす。
吹き飛んだのは、神裂の方だ。
体勢を整えようとする神裂に上条が迫る。
141:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:45:48.85 ID:Ray5k+uL0
上条は追わない。
立ち上がるのを待つ。
「ま、さか、これほどとは」
142:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:46:40.48 ID:Ray5k+uL0
「ええ、こちらとしても負けれない理由があります」
その言葉に駆け出そうと踏み込んだ上条の足が止まる。
「理由? そういやアンタ妙に魔法名を名乗りたがらないな。それにわざわざ ”峰打ち” だったし……」
143:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:47:21.94 ID:Ray5k+uL0
「なら、分かってんじゃねぇの? 女の子を寄ってたかって追い回して、刀で背中斬って」
「んなこと許されねぇって分かっちまってんじゃねぇのかよ、お前」
上条は刀を鞘へ納め、袋の中へとしまう。
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