過去ログ - 上条「神様だって殺してみせる」
1- 20
138:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:42:33.39 ID:Ray5k+uL0
上条は袋から刀を抜き放った。
一片の曇りもない刀身が月と街灯の光を受けて光る。
そして、それに呼応するように上条の瞳が蒼紅く輝く。

「言ってんだろ、断る」
以下略



139:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:43:29.26 ID:Ray5k+uL0
「てか、そろそろその令刀抜かねぇと死ぬぞ?」

「致し方ありませんね」

神裂は顔をしかめながら令刀の柄に手をおいた。
以下略



140:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:45:13.67 ID:Ray5k+uL0
どんっ

二人の姿が揺らぎ、一瞬のち金属音とともに次の衝撃が空気を揺らす。
吹き飛んだのは、神裂の方だ。
体勢を整えようとする神裂に上条が迫る。
以下略



141:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:45:48.85 ID:Ray5k+uL0
上条は追わない。
立ち上がるのを待つ。

「ま、さか、これほどとは」

以下略



142:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:46:40.48 ID:Ray5k+uL0
「ええ、こちらとしても負けれない理由があります」

その言葉に駆け出そうと踏み込んだ上条の足が止まる。

「理由? そういやアンタ妙に魔法名を名乗りたがらないな。それにわざわざ ”峰打ち” だったし……」
以下略



143:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:47:21.94 ID:Ray5k+uL0
「なら、分かってんじゃねぇの? 女の子を寄ってたかって追い回して、刀で背中斬って」

「んなこと許されねぇって分かっちまってんじゃねぇのかよ、お前」

上条は刀を鞘へ納め、袋の中へとしまう。
以下略



144:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:47:56.66 ID:Ray5k+uL0
「神裂だっけ? お前は強い力を持ってんだろ? なら、何でその力を追いつめて傷つけることにしか使えねぇ?!」

追いつめられていた。
ロンドンで十本の指に入る魔術師である神裂火織はたったそれだけの言葉に追いつめられていた。

以下略



145:土蜘蛛[sage saga]
2013/10/09(水) 18:48:37.85 ID:Ray5k+uL0
「私だって好きでこんなことしてませんよ……」

「でも、こうしないと、こうしないと彼女は生きていけないんですよ……死んで、しまうんですよ」

神裂はもう泣き出してしまいそうだ。
以下略



146:土蜘蛛
2013/10/09(水) 18:54:51.65 ID:Ray5k+uL0
終わりです。
今日は3時頃来ようと思ってたんですけど遅くなりました。

神裂とは戦闘シーンが短かったですね。
いや、別にめんどくさっかったとかではなくですね(汗
以下略



147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/09(水) 19:24:31.58 ID:jbiLGMVJo
神裂より強いってのもなぁ…


464Res/211.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice